2011年5月30日月曜日
beyerdynamic DT1350
海外のスタジオモニターヘッドホンとしては定番のbeyerdynamicが送るTeslaテクノロジー搭載のポータブルモニターヘッドホンのDT1350です。
今年の4月に発売されて随分と人気で未だに品薄なようですね。
自分は最近まで愛用?していたDJ用のヘッドホンRP-DJ1200がだいぶヘタって来ておまけに変な匂い()までし始めたので新しいDJ用のヘッドホンが欲しくて衝動的に買ってしまいました。
買った理由の7割は見た目です。えぇ。
堅実で硬質な感じが自分は気に入りました。
超定番のHD25は超定番過ぎてマイノリティー主義(笑)の自分は購入する気はありませんでした。音も低音が多すぎて自分には合わないんで。
まあベイヤーも別にマイノリティーって言うほどじゃなく十分メジャーなメーカーですけどね。
DJ用途という事でちょっと心配だった耐久性も実際触ってみるとかなりしっかりしていてちょっとやそっと手荒く扱っても問題ないでしょう。カップも90度程回転するので片耳でのモニタリングもできます。コードの長さも1.5mと丁度良い感じです。2mぐらいあるのが結構多いんですけど長すぎるんですよねあれ。
音質に関してはあまり気にはしていませんでしたが、実際聞いてみて至極「モニター的」だと感じたので及第点って感じです。
「モニター的」って言葉は世間的には「精確だけどつまらない音」みたいに捉えられてる気がしてあんまり好きじゃないんですが、DT1350はそういう感じに近いのであえてモニター的と表現します。
家で使っているADAM:S2Aの感じに近く、特性的にはかなりフラットだと感じるため違和感無く使えます。ただ当然ヘッドホンでしかもかなり小型という制約がある以上仕方ありませんが決定的な空間表現の差があるので自分の判断基準からすると及第点、業務的に使えるっていうレベルです。
それを差し引いて同等のヘッドホンと比べてもそこまで音場が広い音では無いでしょう。なのでプログラミング系の音は十分気持ちよく聞けますが、生音系の音はちょっと物足りなく「つまらない」感じです。
なんかちょっとネガティブな感想ばっかりですが、フラットな特性、精確さは随一だと思いますよ。同じような形態のSENHHEISER:HD25とかAKG:K450とかB&W:P5とかBOSE:OEとかオーテク:ATH-ES10とかと比べても「片手落ち感」が無いです。大体どれもどっかが100点でもどっかが70点だったりする部分があるんですが、DT1350は全てが90点って感じです。
ただ一応まだ今日届いたばっかりのファーストインプレッションなのであまりあてにしないでくださいねw
機材自体のエージングってのは基本的に気にしてませんが、自分の脳みそにその機材の音を刷り込むエージングには一ヶ月はかかるんで、その頃になるとその機材の細かい癖を知覚できるようになってきます。
まあT1でも感じた全てを高い水準でそつなく鳴らす感じはベイヤーのTeslaテクノロジーの特徴なんでしょうかね。非常に優秀でリファレンス的で誰にでもお勧めできる気がします。
あとは値段がなー、今はちょっと高めですけど双子機的なT50Pと同じくもうちょい下がってくるとは思いますけどね。
まあ音質が良くてデザインもスッキリしてるんで値段はあまり関係なく売れる理由が良くわかります。自分もその一人ですからねw
しばらくしたらまた感想でも書こうかと思います。
6/18追記
その後しばらく使ってみての感想をPart2として書いてみました。↓
http://onsseijingo.blogspot.com/2011/06/beyerdynamic-dt1350-part2.html
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