2011年5月27日金曜日

最近ハマった曲とか



ちょっと前ですがKryptic Mindsによるダブステップセカンドアルバムです。
というかこのAmazonレビュー書いてる人は相当分かってる!!!と、言いたいw

大体自分の言いたい事を言ってくれてしまっています。
何が良いってちゃんとノれるのが良いですね。
こういうディープな空間系のダブステだとビートがへにょへにょなのも少なく無いんですが自分はダンスミュージックにそういう感覚は求めていません。その点このKryptic MindsはDrum&Bass時代から変わらずビートに重きを置いてるので、やる事は変わっても大好きです。今作は加えて空間処理もかなりレベルが高まった感じがするので個人的には大ヒット。
これはもうラウンジでmonolakeと合わせて回したい感じですね。ダークでアンビエントでアトモスフィリックだけれども、少しだけ見えるメロディックな部分が絶対に合うでしょう!低音がぼやけずしっかりとタイトに出る箱だったら完璧だと思います。想像するだけで脳味噌がとろけますね。えぇ。というか自分でMIXしてますが、両方のアルバム丸上げになってしまうので掲載することは出来ないでしょう…w




ハイレゾ音源の音質が良いのは確かなんですが、クラシックやジャズ、それも「陽」的な音楽ばかりで正直自分にとって興味のある音楽が少ないのも確か…。

ですがこのアルバムは24bit/96khZ音源で初めて音楽的に琴線に触れました。
まず録音コンセプトが良いですよねこれは。
マイク2本のワンポイント録音なので非常に生っぽいです。
一言で言えば超音質が良く、超良テイクのライブ録音ですね。やっぱり演奏系の音楽はライブに限りますが、それを高音質で聞けるというのはたまらんです。スタジオ録音も良いですけどどうしてもグルーブに欠けますからね。
特に9曲目のアコギの感情の表現は面白いですね。微細な音、重なる音をしっかり描き分けてそこにも感情が篭ってる事をありありと表現しています。これをこそハイレゾで聞きたかったって感じです。
音楽はラジカセで聞いても感動できますけど、良い環境で聞くともっと感動できるというのを改めて実感できました。


唐突ですが巷ではクラシックが未だに台頭し続けていることに異常に違和感を覚えます。伝統芸能、歴史学的に価値があるのは確かですが、人々が繰り返し聞き、あらゆる音楽にその要素が浸透している今、クラシックを聞いたところで音楽的な感動は非常に薄くなってるんじゃないかと思います。
少なくとも自分は未だかつてクラシックに感動を覚えたという自我はありません。そういう場合良く勉強不足だとか言われますが、音楽にそういう「学」が必要でしょうか?「学」がバイアスとなって「クラシックは素晴らしい!」となるのは音楽ではなく「音学」なんじゃ?と、思うわけです。もしくは能や歌舞伎と一緒で伝統芸能を鑑賞してるんでしょって言う感じ。

なのでクラシックを否定するわけじゃないですが、そんな状況で一番口惜しいのは大編成のオーケストラという演奏形態は素晴らしいのにクラシックばかり演奏されることです(大衆レベルでは)。非常に勿体無いです。オーケストラにはもっと可能性があるはずです。もっともっと色んな大編成が聞いてみたいものです。もちろん試みとしては現代音楽として今現在もなされていますが、クラシックの堂々たる威光のせいか全く明るみに出てこなく、現実的にも非常に漁りにくいです。現音というとついジョン・ケイジの4:33の無音とかスティーブ・ライヒの超絶ミニマルとか突飛なパフォーマンスみたいなものを想像してしまいますが、絶対に大衆性も帯びた現代オーケストラもあるはずです。いってしまえばドラクエのBGMも現代音楽ですけどね(クラシックのオマージュも大量にありますけどw)

現代のオーケストラ作曲者だと藤倉大氏の作る曲は良いと思います。今までと違うモノを作ろう、突飛な事をしよう、とかそういう気持ちよりも単純に自分の作りたいものを作ってるんだ、という気持ちに溢れている気がします。実際コンサートに行ったことは無く試聴ページ(とはいっても何時間分かありおそらく全編聞ける)で聞いてるだけなんで正確には語れませんが、個人的な好みで言うとちょっと「感情的」な「陰」に寄りすぎなんで、もうちょっと別の要素があると好きになれそうです。「無機質さ」とか「陰陽の揺らぎ」の感覚があるとかっこいいなぁって。
お勧めを知ってたら誰か教えて頂けると嬉しいです。

と、まあこういう勝手な青い意見もどっかで言いたいけど言う場所が無いもんで…こういう場所で吐き出させていただきたいと思います。

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