2011年5月30日月曜日
audio-gd NFB-7
日本では全く馴染みの無いaudio-gdという中国のガレージメーカーのDAC、NFB-7というものを最近導入してみました。(上に乗っかってるのはDEQ2496なので関係ありません)
今年の一月初めに注文して四月初め頃に納品されました。結構待ちましたね。
中国っていうとかなり抵抗がある方も居るでしょうし、自分も金をドブに捨てる覚悟はしていましたが、海外のオーディオフォーラム「Head-Fi」なんかでかなり評判が良く、圧倒的な物量搭載回路の癖に値段は円高の影響もあって10万前後と、日本では不可能な数字に釣られて特攻してしまいました。
今まではFostex HP-A7のDACを使っていて特に不満は無かったんですがAES/EBU入力が付いていてフルバランス回路のDACが欲しくなりついでにグレードアップしようかという事で色々見てたんですが案外「単体DAC」でそういうものって少ないんですよね。業務機だと大抵HPA機能が付いてたりプリ機能が付いてたり、民生機だとウン十万するようなDACだったりして自分の予算や機材の釣り合い的に都合の良い10万前後の機種だとあまりめぼしいものが無かったんですよね。ONKYOのDAC-1000にも結構心惹かれてましたが、実際HP-A7と比べると感動的に違いがあるとは感じられなくて見送りました。フルバランスでも無いですしね。
そんな中で色々漁ってた所、機能性と値段と海外フォーラムで話題になっているという何かズレたマイノリティー感と、いつ円安に振れるか分からないという恐怖に怯える情報弱者っぷりからつい買ってしまったわけです。
色々不安に思いながらも実際使ってみたところ、これは買って良かったと思いました。HP-A7と比較するのがおこがましい位違ってちょっとビックリ。DACの違いはアンプと比べると大した変化が無いと言われてますが、それはちょっと違うと思います。アンプとDACでは変化の方向が、影響を与える方向が違うという感じです。DACを換えて一番変わったのが音場や定位といった空間表現の部分です。定位がきっちりと定まる影響か解像度も向上したと感じられます。同様の傾向が他の機器を使ったときでも顕われるので自分はそう確信しました。(例えばiPod直挿し→T51に換えたときや、HP-P1などを使ったときも多少の違いはあれど同様です)
…ただちょっと気になるのは何故かAES/EBU入力を選択した場合ノイズが増えるんですよね…。ケーブル換えても、っていうかケーブル繋げないでも音量上げるとノイズが目立つんでNFB-7のAES/EBU回路がそのノイズを発生しているんでしょう。まあAES/EBUってのは外来ノイズに強いだけで回路的に発生するノイズを打ち消すわけじゃないですからね。多分つくりが甘いんだろうなぁ。物量投入しすぎで中でなんか干渉してんじゃないだろうかw
まあAES/EBUはDEQ2496でのルームEQ調整用なんであんま影響は無いんですがちょっと残念です。同軸や光は最大音量にしてもほぼ無音なんで音楽鑑賞には差し支えありません。
あと買う前から分かっていましたがデザインは頂けませんw
どうしようもありませんし分かってて買ったのでどうこう言いませんが。
という事でNFB-7の音に関しては文句は無く、バランスやアンバランスが混在していた環境がPCからSPまでフルバランスで統一されて気分はスッキリしました。そして次いで同社のヘッドホン/プリアンプPhoenixを注文してしまったほどです…w
ひとしきり満足してどうせならACSSという独自規格の電流駆動も試してみたくなってしまいましたので…。それも最近発送通知が合ったので近々レポートしてみたいと思います。
※2012/6/7追記
こちらに音質の感想を追加しました
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿