前回のSE535リケーブル記事にてコメント頂きましたレセプタクルMMCX端子を購入して自作してみました。ご提案いただきまして誠にありがとうございます。
前回記事
http://onsseijingo.blogspot.com/2011/06/shure-se535.html
今回は「見た目」と「取り回し」を最重視して作成にあたりました。
線材はmogami2520、プラグはオヤイデP-3.5GLです。
簡単に作り方も紹介していこうかと思います。
まず教えていただいたレセプタクルMMCXプラグ。
とても小さいですが、HOTピンが剥き出しで固定されているのでハンダ付けが容易・・・かと思っていたんですが、小さすぎてGND用の周りのピンが邪魔でコテ先が中まで入りません。窮極どこか一箇所折ってしまっても良いと思います。
今回はちょっとイレギュラーなやり方で対処しました。
2520は芯線が被覆に覆われているので、その被覆に突っ込む形で内部の芯線と接触させています。ハンダは使っていませんが接触不良も無さそうです。
GNDはちゃんとハンダ付けします。
ちゃんとといいつつ結構適当ですが。
自分は外耳ガイドは有った方が良いよ派なので一緒に針金も差し込んで置きます。
ここではデンカエレクトロンの4mmを使用しています。
固定が甘いと使用時に段々スリーブが外れてきてしまいます。
最後に収縮チューブを被せてMMCX端子側は終了です。
次は分岐部分の作成です。
ここもしっかりスリーブを固定しておかないと泣きを見ます。
分岐部分って意外とどう作るか悩みませんか?
結構見た目や取り回しや頑丈さに影響するのでしっかり作りたいところですが、型とって樹脂固め・・・なんてのはめんどくさいですからね。
自分が結構気に入ってるやりかたをご紹介します。
用意するのは「めねじ(内部にネジ溝のあるネジ)」状のモノ。
今回は使っていないRCAプラグを用意しました。
そして分岐したい部分に、ねめじのサイズに大体合うぐらいに調整しながら針金を巻きつけます。結構大雑把で構いません。
あとはそこにねじ込んでいけば完成です。
結構見た目もいいですし収縮チューブなんかで固定するより圧倒的にしっかりしますし、なにより簡単なのでおススメです。
ねめじ状のモノならなんでもいけるのでオリジナリティーも出しやすいですよ。
ちなみに分岐前のスリーブにはオヤイデで売られている6mmのナイロンスリーブを使用しています。
スリーブの固定はしっかりしておき、アウターカバーも忘れずに通しておき、後は普通にハンダ付けして終了です。
ただ作業中 スリーブが毛羽立ってしまい、それを覆う為にアルミテープを巻きつけましたが、ちょっと見た目が悪くなってしまいました・・・。今回ここだけ若干不満が残りました。
全体的には概ね満足です。
やっぱりゴム質のケーブル被覆は肌触りがぺとぺとして自然食レストランのテーブルみたい(出典:孤独のグルメ)で嫌なので、自分にとってナイロンスリーブは必須です。ケーブルの保護にもなりますしね。
ちなみに地味にスリーブの選定にはかなり苦労しました。
ナイロンスリーブは種類が少ないんですよね。
今回は分岐後をデンカエレクトロンの一番細い4mm、分岐前をオヤイデで販売している一番細い6mmで被覆しました。
ここに至るまで色んな靴紐まで買いあさって選定していましたが、いつも問題となるのは分岐前のスリーブ。分岐後より必ず二倍の太さになってしまうので、スリーブを被せると更に太く厚くなってしまいしなやかな取り回しが確保できなくなってしまいます。
靴紐やデンカエレクトロンのスリーブだと、スリーブの被覆自体に厚みがあり、いくらサイズを合わせようがその問題が解決できませんでした。
その中でただ一つ、オヤイデで販売しているスリーブは非常に薄く拡縮性に富み、取り回しレベルは最高でした。ただかなり薄いので外傷には弱そうなのがちょっと不安でもあります。
左から順にデンカエレクトロン/靴紐/オヤイデ |
ちなみに音質はSAECのSHC-100FSと比べても特に変わりはありません。
つまり純正ケーブルと比べるとちょっと違います。角が取れまとまりのある感じになりました。mogami2526で作った時とは段違いですね。アレはやはり線材云々より単純な失敗作だったんでしょう。
次はそろそろ銀線とか使っちゃったりして諸々完璧に作りたいですね。
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