2011年8月9日火曜日

SAEC SHC-100FS + SE535



ついつい買ってしまったSAECのSHC-100FS/1.2m。
自分は音質よりもなにしろ適切な長さのケーブルが欲しかったので購入に至りました。
そこかしこで言われてますがやはり純正の1.6mは長すぎますからね。
SE535は非常に気に入ってるイヤホンだし最近オーディオに金使って無いしまあ買ってみようか、て所です。
ただ…思った以上にショボイパッケージに全く高級感の無いケーブルの感じで、とてもこれが10,000円程するとは思えないですね…。

まあそれで実際今現在1ヶ月ほど使用してみて、折角なので使用感などの感想を書いてみたいと思います。

取り回しは純正と比べるとやや曲がりにくい部分があります。
なんでかというとこの写真のようにLRのケーブルがプラグの部分まで並行に配線されているので、並行に対して横方向への湾曲は当然し辛い、というより曲がらないと言えます。線自体は柔らかく、多少捻るのは問題ないのでそこまで取り回しが悪い、という訳ではないですけど。
まあ左右のセパレーションの向上を目的とした配線だと思うんですが、だったらツイストしてしまっても良いんじゃと思ったり…。

取り回しに於いて純正より良いと思ったのは耳にかけるワイヤー部分ですね。
見た目は殆ど変わらないんですが、純正より癖がつきやすく耳にフィットさせやすいです。
他に分岐点から耳までのケーブルの長さも2cmほど長く設計されていて、これも個人的には非常に具合が良くなりました。自分はケーブルが肌に触れるのが嫌で、分岐が短いと当然耳から分岐までの角度がつくので首に当たりやすいんですよね。それがこの2cmでかなり緩和されたのは嬉しかったです。

とまあ取り回しは概ね良好です。


音質は、少なくとも劣化はありません。
以前自分で作ったケーブルもOFCだったしはやっぱりあれは失敗作だったのかなぁ…。実際MMCXのハンダ付けなんてアレが初めてだったし無理も無いかしら。
それで、SAECのはよくよく聞いてるうちに巷でも言われてるように535特有の高域の金属質な感じが和らぐのは確かなようです。知らず知らずの内にボリューム位置が前より一時間分程上がってしまっていました。
とはいっても顕著な変化ではなく、SE535を聞き込んでいてやっと分かる位の差だと思います。多分535も交換ケーブルも始めて聞く人には違いは感じられないんじゃないでしょうか。

…まあそんな程度なので劇的な音質向上目的でこのSHC-100FSを購入するのはあまりお勧めはしません。といって適切な長さの為だけに購入する…ていうのも、価値観は人それぞれですが大体の人は\10,000-は高いと言うでしょうw

まあ興味のある方は自発的にどうぞって感じですね。

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