2012年3月17日土曜日

UM3X/W4R リケーブル Part.4


今回は外装に良さげな素材を見つけたのでそれを使ってWestone用のケーブルを自作、というより以前PCOCC-A線で作ったケーブルをリファインしてみました。
なので主に各素材の紹介といった内容が主となっています。
端子の半田付けのやり方など知りたい方は当blogのリケーブルタグを辿って参照してみて下さい。

今まで4mmのナイロンスリーブを使用していましたが、某所で紹介されていたケブラーコードが至極具合が良さそうなのでコレの2.5mmを用いて試しに作ってみました。
ケブラーコードなのにキモとなるアラミド繊維を抜いてスリーブを利用するという発想には恐れ入りましたね。

実際に作った物の太さを比較してみます。


左から順に4mm/2.5mm/付属ケーブル。
2.5mmは何とも丁度良い太さで取り回しもしなやかで、これは製品としても販売できるんじゃないかってレベルです。4mmも悪くないんですが、比較するとやっぱり太いですね。
周りの人からことごとく嘲笑されてきましたからね。「お前のイヤホンは見る度に太くなってる」とか言われた時は、如何に外聞に疎く、またその事を省みない自分といえどちょっとアンニュイな気分になりました…。

「人のつけてるイヤホンなんて気にもとめてねーよ」って意見もあったりしますが、それは今や少数派でしょう。女子力アップイヤホン()とか数年前とは比べ物に ならないぐらい溢れかえっているこの現状、イヤホンがその人の印象に影響するというのは十分に市場として成り立つほど多数派であると言えます。

実用的な話に戻すと、2.5mmスリーブはオヤイデのPCOCC-Aは2本、モガミ2526は1本、2520は入らない、そのぐらいの径になっています。
各サイズ10cmずつのサンプルも安く売ってるので気になる方は一度試してみるといいでしょう。

また、今回のリファインに際してステレオミニプラグも変えてみました。


最近ちょこちょこ話題の「feketerigo」というヤフオクが前身のネットショップで販売されているBelkinのステレオミニプラグです。
サイズが小さくシンプルでかっこいいので、1個780円と少々高額ですが購入してみました。
他者の小さめのプラグと比べても最小です。
ちなみにカバーは弱磁性体のようです。REANは強磁性体、オヤイデは非磁性体、Switchcraftは弱磁性体。一応音質的には磁性が弱い方が悪い影響がないとされていますので、そこらへんはまずまずといった所でしょうか。

Belkin/REAN:NYS231BG/オヤイデ:P-3.5G/P-3.5SRHP/Switchcraft:35HDNAU

・・・ですがこれは色んな意味で難しいプラグだと悟りました。

Belkinプラグ内部構造

半田をつける場所がPailiccs式(正式名称は知らない)の上にPailiccsやオヤイデのよりも異常に狭いです。
特に一番奥のRの狭さは異常です。
半 田ごてを細いタイプにしないとまともに作業できない、というのはまだ許せても、半田そのものも細い径のモノを選ばないといけないというのはあまりにむご い・・・。写真はオヤイデのSS-47ですが、この径でも溶かすと外周のGNDとショートする可能性が非常に高いです。というかこの写真の右下の通り、実 際にショートして一つジャンクと化してしまいました・・・。(1個780円もするのに・・・)
勿論導体も比較的細めでないと厳しいです。

適当な工具の選択をせず、自分の腕前が未熟だった事を差し引いてもこれはあまり親切な作りとはいえないんじゃないでしょうか・・・。

さらに問題なのは、


このようにあっという間に文字がかすれてしまいますw
まだ使用して3日目ぐらいなんだけどな・・・。
どうもこのプラグは色んなメーカーへメーカーロゴだけプリントしてOEM品として提供しているようですね。同じ型でSENNHEISERと印字されているものもあるようです。

上記の二点から、このプラグを買う人は熟達した半田技術を有し、大らかな心持の人物である必要がありそうです。
・・・今後自分が購入することは無いでしょう。

なかなか作りやすくてコンパクトでカッコいいプラグってないもんですね。
REANは比較的コンパクトで圧倒的に作りやすいんですが、弱磁性体であることと、あんまカッコよくないので辛くも候補外。
Switchcraftは作りやすいですが、比較的大きめで弱磁性体で、値段も安くは無いので使いません。
オヤイデはコンパクトでそれなりに見た目もすっきりしてて、まあPailiccs式と言えど内部スペースは十分確保できており作りにくいって程でもないので、一番よく使います。非磁性体っていうのもあるし何だかんだやっぱコレが一番良いのかなぁ。と。

ちなみにL字はNeutrik:NTP-3RC-Bの一択ですかね。
作りやすく、非磁性体で見た目もまあまあ。
なにより工夫すれば色んな運用が可能な所がいいですね。
自作用L型プラグでは一番コンパクトに仕上げる事も可能です。

こんな風に極短ラインとして活用中


紆余曲折ありますが何かしら自作する、というのはやはり面白いですね。
最近ではそろそろ厨二病的な自作ブランドロゴでも作ろうかなと思っています。
ケーブルの一部にプリンターで出力したロゴの紙を巻きつけて透明の収縮チューブでシメる、そんな妄想は完璧です。
あ、そうしたら型番とかも考えなきゃいけませんね。

ほんとこういうところは子供の頃から何も成長してないようです。
ただのママチャリにホワイトフェニックスとか名付けてドリフトかましてパンクさせてるアホが居たなぁ…。
まあ今自分がやってる事は同じ次元ですがね。

何だか全然まとまりが無いですが、この記事から何かしら参考にしていただいたり、何かしら共感頂けたならば嬉しい限りです。ではまた。

1 件のコメント:

  1. Lucky Club Casino Site - Las Vegas Slots - Lucky Club
    Las Vegas Slots & Casinos. Lucky Club is a Las Vegas style slots and casino. In a perfect place to play for entertainment, luckyclub we want to keep things

    返信削除