2011年10月29日土曜日

2011/10/29 ヘッドホン祭

本日開催されたヘッドホン祭に行ってみました。
個人的な注目度順に書いていこうと思います。
自分の一番のお目当てはWestone4Rです。
画像の通り早速ケーブルを自作のモノで聞かせてもらいましたが、その際「それ…ヒモですか?」と言われたのが印象に残りました。…どうやらイヤホン用のケーブルにすら見えなかったらしいです。太いからか。それかもしかしたらスズキみたいに大きくなるたび呼称を変える業界の掟でもあるのか。
構わず試聴させてもらいました。
やはりUM3XRC同様リケーブルによる効果は結構ありますね。
変化の仕方も似ています。
今回持って行ったのはこちらのmogami2526ケーブルですが、UM3X同様セパレーションの向上が見られます。
10分程度の試聴なので音質に関してあまり詳しいことは書けませんが、購入した場合楽しみ甲斐がありそうです。

もちろん純正のEpicケーブルでも試聴させていただき、W4とW4Rの比較もしてみました。
けど正直これはそんな違いは無いですね。Rの方が若干定位が安定してる感じがありましたが、思い込みも多分にありそうです。
一ヶ月は使わないとハッキリした結論は出せない、そのぐらいの差でしょう。

まあなんにせよ今日は色々イヤホン聞いたけどやっぱりWestone4が個人的には最強でした。音の繋がりがほんと自然で違和感を感じないんですよね。
その上でWestone4はかなりフラット志向で自分のツボなので、完璧に購入が決定しました。
発売は年内には行いたいとの事。


お次は先週も紹介しましたがHD800用交換ケーブルの「プラグ」。
ただ今回はオヤイデ製品の開発担当?のみじんこ氏が居りましたので直接色々貴重なお話を聞くことが出来ました。

・プラグはオヤイデオリジナルではなくメーカーから譲り受けている物
・価格は4000円ぐらいで買い付けているらしい(ペア?)
・HD800のプラグはLEMOを模した全くの別物
・プラグに適合するケーブル径は0.8mm、22AWGぐらいが限界
・細かく複数の部品がある為、みじんこ氏からしても工作はそれなりに難しい
・プラグ単売はみじんこ氏も非常に意欲的
・単売する際はHD650のようにまたケーブルコンテストを行いたい

だいたいこんな感じです。
なにしろ至極ピンポイントなので興味ない人には心底どうでもいいでしょうが、HD800のプラグについては情報も少ない中、これだけ色々聞けたのは自分にとってはホンとに貴重でした。
自分も氏もアキバ等でレモ端子を漁ってコレジャナイ…を繰り返して散財してしまっていたのは何だか共感出来ておかしいですね。
ただそこから先に行くには企業としてメーカーとの取引が必要、そんなレベルだったようです。



お次は例のDSDDACと漆ホン、HP-A8とTH900。
仕様についてはポータルサイトにお任せします。
これはまあ期待してるようなして無いような…。

HP-A8+TH900での組み合わせでしか聞いて無いのでなんとも評価しにくいですが、普段HD800+Phoenix+NFB-7で聞いてる自分にとっては明らかに見劣りする音質でした。
こんなこというとネガキャンとか言われそうですがなんか低音域だけモノラル音源みたいな感じです。タイトで量感もそれなりにあるけど何しろ広がらない。
ちょっといくらなんでもおかしいと思ってたら、どうも組み上がったばかりで殆ど通電させて無いとかなんとか。まあそういう事にしといてあげましょうか。

どんどん新しいことに挑戦するその気概は本当に応援してるんですけどね。
あ、あと地味にドライバー自社開発っていうのも流石の技術力だと思います。
なんていうか昔のソニーって感じ。
人が持つと大体こんぐらいのサイズ



お次はゼンハイザーIE80。
何気にこちらも一般公開試聴は初めてですよね確か。
とくに買う気は無かったんですが、ハウジングがアルミ素材になったり、プラグが透明からマットブラックに変更されたりしてて、全体的に重厚な質感になってるのがとても良い印象です。
音もIE8と比べて高域が鮮明になりました。ゼンハイザージャパンの人も「そう思います」との事。反面ちょっと金属っぽい感じも受けましたが、これも届いたばかりとの事なので多分エージングで改善されるでしょう。
バスブーストは結構効きますね。でも全然破綻しない。これこそダイナミック型の低音って感じで余裕があります。多分バスブーストMAXの状態がIE80のリファレンスな状態なんじゃないでしょうか。
聞いてる内に段々欲しくなってきてしまいました…。リケーブルも出来るし…。
ただ日本での発売日は全く未定との事。


他にもJabenのおっさんにPortTube最高フゴッ!ってアッピルしたら、「メール送ってくれたらプレゼントやるよ!」とか言われて嬉しかったです。何くれるんだろう。
薄型のVestampはArrowより良いと思いました。というかArrowより癖が少ないから使い易いって感じです。傾向はやや低域寄り。音の鮮明さはArrowとそんな変わら無い感じ。

UltrasoneのSignature Proも聞いて来ましたが、やっぱりUltrasoneの音は苦手です…。オーケストラとか聞くと音が切れ過ぎてなんかオーケストラじゃなくてビッグバンドみたいに聞こえるw
まあ好きな人が居るのは分かるんですけどね。

オーテクのCK100Proも全然ダメでした自分には。
相変わらず高音馬鹿っていうか…。
ついでにくるくる回るMMCX端子の装着感も微妙です。
アレでProモデルとかいってプロに使わせたら「外れ易いんだよ」ってクレーム付くレベルだと思うんですが。

SE535LTDは確かに高域はより「出る」ようなってました。
ただ質が向上したわけじゃないんでバランス的にはノーマルSE535のが好きです。

他は特に印象に残ったようなものは無かったですね。
なにしろ人が多いって事ぐらい。そして予想通り自分以上の変態が多くて安心しました。
また機会があれば行きたいと思います。

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