2012年2月11日土曜日

ALO The Continental


ALO Audioより発売されていたThe Continentalです。
実はいままで手元にはありましたが諸事情により使用していませんでした。
もう公式ではV2に切り替わっていますが、どうもゲイン切り替えのジャンパーが入ったことで多少音質の劣化があるとの噂で?このたび封印していた無印コンチネンタルを開放する運びとなりました。

折角なので感想を書き連ねたいと思います。


主に手持ちのPorta Tube、iQube、PMA(一ヶ月程借りていた物)辺りと比較した記述と思ってください。
DAPはCK4、イヤホンはSE535、UM3X、Westone4Rを使用します。

Continentalも既に一ヶ月以上使っているので評価は結構固まっています。
端的に言うと、「音の立ち上がり、立ち下がりの反応が良く、輪郭が立っている音」、それが一番の特徴だと思います。
帯域バランスは上記アンプと比べてもほぼフラット。
音の分離の良さはこの中では一番秀でていると思います。極端に全ての音を強調して出てくるような分離感ではなく、音の立ち上がりの良さに起因した、非常に自然な分離感です。
音質的にかなり隙の無いアンプですが、Porta Tubeと比べると「グルーブ感」が感じにくいという部分は見えてきます。
…というよりPorta Tubeの「グルーブ感」が凄いと言う方が語弊が少ないでしょう。ContinentalでもiQubeよりはしっかりとそれを感じます。
「グルーブ感」って何かって言うと、演奏者同士の息の合わせ方、と言って良いと思います。音楽に大事な演奏者の感情や意図を感じやすい、そんなところです。
それを感じさせるには、勿論機器の基本性能を上げて録音した物を忠実に再現できればいい事なんですが、ポータブルという制限の中ではそれは難しい部分です(特に電源の関係で)。
そのことにおいてPorta Tubeが据え置きアンプに近付いたのは絶妙な「味付け」にあると思います。
極端に言うと「若干低音寄りで、音のまとまりを重視した」、元の音を壊すほど顕著ではなくさりげないぐらいですが、Porta Tubeはあえてそういう志向の音にしてあるように感じます。
ただ反面、そういう部分はグルーブ感があまり関係ないプログラミング系の音楽では活かしにくく、その点Continentalのハッキリした性質の方がより良く表現してくれると思います。

…なんだか司馬遼太郎ばりに主題がずれていってしまった気がしますが、Continentalを語るにPorta Tube程丁度いいものはありません。
一ついえるのはいずれも世にあるポータブルヘッドホンアンプと比べると基本性能はかなり高いという事です(サイズとバッテリーが犠牲になっていますが)。

あとは好みの問題で、ざっくばらんに言えばContinentalは打ち込み向き、Porta Tubeは生演奏向きと、主観的に位置づけています。
ちなみにPMAも基本性能は同程度に高いですが、なにしろ低音域の量がかなり多いので、イコライザー的要素も強いです。自分の好みでは無いですが、そういうのが好きな人にはいいですね。


ちなみにこのContinentalにバランスが良い相性だと思うイヤホンはUM3XやWestone4Rです。どちらももともと音のまとまりがあり聴き疲れしにくいイヤホンですが輪郭がやや甘めで低域に締まりがあっても良いと思う節もあるので、そこをContinentalの輪郭の明瞭さと合わせるとバランス的にはとても良いとおもいます。
とはいえSE535でよりリニアリティの高い音を求めるのも余裕でアリです。
バランスとしては結構硬質な音になりますが、この音の明瞭さでバキバキにノリのいい音楽を聴くのは楽しいです。

ついでにPorta Tubeはその対極の相性となってきます。
ポタツベにSE535を合わせるとバランス良く鳴り、
ポタツベにUM3X/W4Rを組み合わせると軟質でダイナミックな音になります。
不等号で表すとこんな感じ。

[硬]コンチ+SE535>ポタツベ+SE535>コンチ+UM3X/W4R>ポタツベ+UM3X/W4R[軟]

基本的にイヤホンの方が音質傾向を決めるのでこうなります。
ちなみにこの数機種で不等号をつけるとこうなるというだけで、世にあるイヤホン、アンプと比較すると上記の組み合わせはかなり中庸~やや軟質です。帯域バランスもほぼフラット。
CK100PRO+iQubeをこの不等号に加えるとすると、
[硬]CK100PRO+iQube>>>>>>>>>>>>>その他[軟]
ぐらいの表現が必要になるんじゃないでしょうか。帯域バランスも超高域寄り。

なので一般的な感覚するといずれも微妙で些細な差かもしれませんが、自分も基本的に中庸な音を好みながらも、当然人間なので気分によって聴きたい音や音楽は流動的な振れ幅があります。そういうわがままに、これらの組み合わせは良く合わせてくれています。

なので今のところアンプやイヤホンで欲しい物は特に無くなりました。
あとはDAPぐらいですね。
iBassoのDX100というかHDP-R10というか、丁度先日からプリオーダー再開したんですがちょっと思案中…。いずれ買うのは決まっていますが、ヒビノで扱いが決定してるのでそれならやはりそっちで買うほうが安心だし、ヒビノは比較的良心的な価格設定なので、やっぱり代理店から買う方が良いかもしれない…と。
なにしろスペック的には十分「上がり」に相応しいので色々待ち遠しいです。

ご高覧頂きありがとうございました。

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