2011年9月14日水曜日
Westone UM3X RC + リケーブル
ボーカル特化の変態イヤホンとして名高いWestone UM3X。
実際中域の張り出しの強さに最初は戸惑いすら覚えました。
高域も、今までER-4SやSE535やHD800やAdam S2Aのように非常にクリアでやや強調気味のものばかり好んで使っていたので、比較するとやけに曇って聞こえてしまい、購入した当初はちょっと失敗したかなぁと思っていました。
ただ使ううちに、高域は曇ってるわけじゃなく量を抑えてるだけで質としては非常にクリアであると言う事と、なによりもマルチBA機にありがちなクロスオーバーの不自然さがあまり感じられないことに気づき、段々使用頻度が高くなっていきました。
さらに言えばアンプやケーブルなど、何かを変えると好転することが多かったんですね。SE535は逆に悪化することが多くて…次第に使用頻度が逆転していきました。
バランスとしてかまぼこ特性なのは間違いありませんが、それでもちゃんとモニター機というコンセプトに違わない精確な性格を持ち合わせている面白いイヤホンです。
しかしこのなんともおめでたくぶっといケーブルは如何なものでしょうね。
外で使うのはさしもの私でもためらわれます。
付属ケーブルでも特に不満は無かったのですがなぜこんな物を作ったのかというと…
本当にありがとうございました。
お客さんから「寝ホンに適してるイヤホンってどれ?」と問われたら「寝ながらのイヤホン使用は大変危険なのでおやめ下さい」と回答しているくせに、自分で寝ホンをしていてこの始末。他人に厳しく自分に甘い。当然の報いですね。
まあもちろん壊れたときの事を考えRCモデルにしていたというのはありますが…。
線材は家に大量に余ってるmogami2526を無駄に四本。
ピンにはそこらに転がってたD-Sub端子を破壊して取り出したピン。
上手く収縮チューブを何重かにしてサイズを合わせます。見た目以上にしっかりした作りになり、これは大成功。
調子に乗って保護目的でPETチューブを分岐からかぶせてみましたがこれはあまりよろしくない。なにしろポリ素材ですから硬いです。耳掛け部には針金を一緒に編みこんであるのでPETチューブの反発力を抑えてなんとか形を維持してくれるのでぎりぎり実用範囲。
とりあえずあり物で作っただけなんで、見た目はなんともお粗末もいい所ですね。
そこでなんか良い編組チューブないかなぁと探していたらデンカエレクトロンというところのナイロンスリーブが良さそうなので早速注文してみました。到着が楽しみです。
音はなんというかセパレーションが向上したのか妙にはっかりした音立ちになりました。これが結構変わってしまって逆に不信に思いよく調べてみたら、
ちょっと分かりづらいかもしれませんが、何故かどこでもピカピカ電通しています。これ標準ケーブルは内部で短絡してるんじゃないでしょうか…?電通チェックしてるだけでやり方もクソも間違いようが無いと思いますが、なにか間違いがあったらすみません。ただ自分で作ったものは同じようにチェックしてもこんなことは一切無いんですよね。
まあ真偽はどうあれ、自分で作ったケーブルで改善されたように聞こえてるならそれでよしとします。
今回は試作、デッサン的なもので、良いスリーブが手に入ったら編組シールドを被せたりとちょっと凝った物を作りたいと思ってます。また、mogamiだけでなくアムトランスの0.5mmOFC単線でも挑戦してみるつもりです。
2011/9/18追記
後日改めて作り直しました
http://onsseijingo.blogspot.com/2011/09/westone-um3x-part2.html
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