2011年6月8日水曜日

audio-gd Phoenix


ついにやってきました、audio-gdのフラグシップバランスヘッドホンアンプ、Phoenix。まだ届いて4日ぐらいしか経っておらず、しかも今までの環境と音が違いすぎて戸惑っている為、音に関する感想は控えておきたいと思います。




これでもかというぐらいビニールテープを巻き付けて梱包してあるダンボールを苦労して開梱すると、まずぶっきらぼうに詰め込んであるケーブル群がお出迎え。ちなみにNFB-7もそうでしたが、説明書なんてしゃれたものはありません。


地味に嬉しいリモコン付き。ただ仕上げは相当汚いです。磨けば取れるような汚れがつきまくり!(写真は拭いた後)自分は全く気にしませんが、オーディオ製品をインテリアの面でも重要視してる人には絶対にお勧めしません。
専用のACSSケーブルはNFB-7も買ったんだからサービスしてよーとゴネたらすんなりおまけしてくれました。ある程度の特注も受けてくれるみたいだし、そういうフットワークの軽さはやっぱガレージメーカーならではの良いところですね。


付属のケーブルを全部繋げただけでこの有様。
電源とアンプ回路が別筐体なのは良いんですが、ケーブル地獄がさらに深刻化してしまいますね・・・。ちなみに↓が現状。
ミキサーやらMIDIコンやらアンプやらなんやらでケーブルのアマゾン川が出来上がってしまっています。よく「家庭環境ではバランス伝送なんて無意味」と言われますが、果たしてそうでしょうか・・・。自分はこの環境でアンバランスはちょっと不安です・・・。アンバランスかバランスかによる音質の差なんてのは全く気にして無いんですが、仕事柄量販店の展示環境の酷さによるノイズトラブルは嫌と言うほど経験しているので予防的に、精神安定剤的に服用している次第です。大体ホームユースのアンプをあんなお蚕さんみたいに詰め込んで展示して全部音出そうってのが無茶なんだよホンと・・・。


設置完了。
なにしろ凄い発熱。この省エネの風潮の中、これは非国民レベル。差し込んでるヘッドホンのプラグが熱々になるぐらい。さすがヘッドホンアンプといえど純A級といったところでしょうか・・・。
まあそれは覚悟の上だったので良いんですが、ボリュームの仕様はあまり好きじゃないですね。確かPhoenixのボリュームは内部的にはいちいちゲインを変更して調整してるはずですが、その際カチカチっていう物理的な切り替え音と、電気的な再接続によるプチノイズが発生するのがどうしても気になりますし、ヘッドホンやスピーカーにも悪影響がありそうなのが嫌ですね。
また、プリアンプとして使用する場合は小音量の調節がしづらいです。ボリュームが99まであるくせに10ぐらいで十分、20だと大音量、30は騒音レベルです(個人の感想です)。さらに01でも石膏ボードで隔てた隣の部屋で音が聞こえます。
なので運用上かなり不便なのでプリアンプ機能はつかわなくなりそうです。今のところ音に関してもちょっと色づけもあるように感じますし・・・。プリアンプも一元化出来るかと思ったんですが、意外と今まで使ってたEL SOUNDの特注パッシブプリも悪くないんだなという事が分かってそれはそれでよかったです。いずれ紹介したいと思います。


ひとまず音以外の感想を書き連ねてみましたが、結構ネガティブな要素が多いですねw
繰り返しになりますが、自分は音さえよければ見た目とか殆ど気にしないですし、そういう覚悟を持って買ってるから良いんですが、細かい事を気にする人は絶対手を出しちゃ駄目ですね。ご自身にもメーカーにも面倒や迷惑がかかるのでそこは強く主張したいです。
・・・たまにお客さんで「HD800の匂いが気になる」だの「アンプの天板に少しだけ擦れた跡がある」だので返品に来る人が居ますが・・・そこまでいちいち気にしてて疲れないんですかねって言いたくなります。匂いって・・・w苦笑もんですよ。気持ちに余裕がないのに無理して買ってんじゃねーって感じ。
日本におけるaudio-gd製品の輸入代理店が出来ないのってそういう部分も結構ありそうです。まあ安定供給が出来てないのも大いにあるでしょうけど。

では音質に関してはまたしばらくしたら書いてみたいとおもいます。

※2012/6/7追記
こちらに音質の感想を追記しました

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